国際原子力機関(IAEA)は30日、事故を起こした福島第1原子力発電所から40キロの村で、避難基準を超える放射性物質が観測されたことを明らかにした。この調査結果により、福島第1原発の20キロ圏内を超える範囲に立入禁止区域を広げるよう日本政府に求める圧力が強まる可能性がある。IAEAのフローリー事務次長は、記者会見で「最初の評価は、(福島県)飯舘村でIAEAの避難基準を超えたことを示している」と語った。また「われわれは注意深い状況判断を行うよう(日本に)勧告し、日本はすでに評価中であることを示唆している」と述べた。
ルールがありながら、事態が混沌としてくると、ルールがあるんだか、ないんだか、わからなくなるのが日本の常なのだが、その悪い癖が原発事故でも出ている感じ。海外と国内で、またも意見の違いが...。海外の情報がすぐに国内に入ってくる時代なんで、国内と海外にギャップがあると、しかも海外が権威のある機関だと、政府の信頼性が失われていく。さて、こうした指摘に、枝野さんはどう答えるのだろう。
【追記】
さあ、どっちを信じたらいいのだろう。
- 作者: 坪本篤朗,和田尚明,早瀬尚子
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