計画停電は小休止。政府は東電・東北電管内で電力制限策を決定。企業は東にとどまるのかどうか?

政府は8日午前、電力需給緊急対策本部を開き、夏の電力需給対策を正式決定した。暑さが本格化し冷房需要が増える7-9月に、工場などの大口需要家による夏のピーク時の瞬間最大電力を25%程度制限する。東京電力東北電力の管内が対象になる。需要と供給の両面から需給ギャップを埋め、計画停電からの脱却を目指す。(略)需要抑制は、契約電力の大きさなどに応じて目標を設定。契約電力が500キロワット以上の大口需要家は25%、500キロワット未満の小口需要家は20%、家庭・個人は15-20%の抑制をそれぞれ目指し、東電管内では1000万キロワット以上、東北電管内では280万キロワット以上の需要を削減する。

 冬の電力需要期がひとまず終わり、今日から計画停電はひとまず、なくなる。夏は計画停電がなくすようにと、需要抑制策が出たが、これはこれで、なかなか大変かもしれないなあ。東電・東北電管内以外にも拠点をもつ企業はそちらに重点を移すのだろうなあ。また、電力多消費型の業種で、動けるところは脱出を図るのだろうなあ。外資系はアジアの拠点を上海、香港、シンガポールへ移す動きが加速するのかもしれない。
 こうした企業の自己防衛的な動きと首都圏における経済活動の沈滞によって、電力需要は意外と抑制されてしまうかもしれない。そうなれば、計画停電はあまり、やらなくて済むのかもしれない。すべて前例のない社会に突入している感じがする。東京中心主義の終焉。それは新しい日本を創造するきっかけになるのかもしれない。ポジティブに考えれば。
計画停電「きょうから原則実施せず」経産相日本経済新聞 => http://t.co/LwyJaPM
★【計画停電】東電、6月3日まで原則打ち切り - MSN産経ニュース => http://t.co/5zbqwdD

脱東京主義

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