金が初の1500ドルの大台乗せ。世界経済がきな臭い?

19日のニューヨーク金先物市場で、取引の中心となる6月渡し価格が一時、1トロイ・オンス(約31グラム)=1500・50ドルまで上昇し、初めて1500ドルの大台をつけた。終値は前日比2・20ドル高の1トロイ・オンス=1495・10ドルで取引時間中、終値ともに過去最高値を更新した。

 ユーロが財政危機に揺れ、日本は東日本大震災に沈み、米国も政争に明け暮れ、米国債の格付けにネガティブの宣告。どの通貨も信用できない。となると、マネーは金へと向かうのだろうか。ドルが弱くなるほど、ドル建ての金価格は上昇する傾向があるのだろうし。「冒険投資家」のジム・ロジャーズは、金は10年以内に2000ドルに上昇すると「予言」していたが、ここまで金相場が上がってくると、ホラ話とも言えなくなってくるなあ。一方で、そう思って、みんなが金に殺到すると、今度は相場は調整に向かうのだろうけど。
★ジム・ロジャーズ氏:金相場、10年以内に2000ドルに上昇へ - Bloomberg.co.jp => http://t.co/Lg2Ripq

ジム・ロジャーズが語る商品の時代 (日経ビジネス人文庫)

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