磯山和大（編集協力：楽天証券）『早わかり信用取引』

早わかり信用取引―株式投資の世界がぐっと広がる活用ガイド(DVD付) (現代の錬金術師シリーズ)

　最近のようにマーケットの変動が激しくなってくると、ヘッジファンドではないが、信用売りという手法も知っておいたほうがいいのだろうかと思って、お勉強。投機というより、リスク管理手法として関心があったのだが、初心者向けとあって、その点からも、わかりやすい本だった。また、楽天証券が編集を協力しているので、楽天証券と、そのトレーディングツールである「マーケットスピード」のマニュアル本的なところもある。初心者、とりわけ楽天証券に口座を持っている人（持とうとしている人）にいいのかもしれない。
　目次で内容を見ると、こんな具合...

第1章　信用取引の基礎知識
第2章　口座開設から決済まで
第3章　チェックしたい数字と指標
第4章　信用取引を使った投資戦略
第5章　マーケットスピード活用法
第6章　信用取引インタビュー

　第3章で登場する指標は、信用取引残高、信用取組倍率、信用評価損益率、貸借倍率、回転日数、浮動株比率、信用期日、信用取引規制など。最後のインタビューには、日経から「デイトレード入門」を出している廣重勝彦氏も登場していた。