大規模デモが続くイエメンは大統領が退陣へ

中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどによると、サレハ大統領の退陣を求める大規模デモが続くイエメンの政権与党、国民全体会議(GPC)の報道官は23日、サレハ氏が、野党側との合意後1カ月以内に退陣するなどとするペルシャ湾岸諸国の仲介案を受け入れたと明らかにした。

 これで、チュニジア、エジプトに続き、イエメンも大統領が退陣。リビアは国連の軍事介入にもかかわらず、意外とカダフィ大佐勢力が強く、内戦状態のまま膠着。バーレーンは、サウジなど湾岸諸国が介入しているが、沈静化したのかどうか。一方、シリアも反政府派に対して血の弾圧を繰り返しているが、どうなるのか。北アフリカ・中東(MENA)情勢は引き続き混沌としている。何となく混沌に慣れてきて、その動きで国際市場が荒れることもなくなっている感じもするが...。

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