ビンラディンのコード名は「ジェロニモ」...。これじゃ、騎兵隊がインディアンを退治するみたいな感覚じゃあ...
国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害した米国の秘密作戦の詳細が米メディアによって明らかになった。同容疑者を暗号名「ジェロニモ」(白人の侵入に抵抗した先住民族アパッチ族の戦士)と呼び、米海軍の特殊部隊「シールズ」が、潜伏先を模した施設で数週間にわたり強襲訓練を重ねた上での突入だった。
ビンラディンを殺害した米国特殊部隊の軍事作戦(「暗殺作戦」といったほうがいいのか)、ビンラディンのコード名は「ジェロニモ」だったという。騎兵隊が白人に刃向かうインディアン(米国の先住民)を退治する感覚だったのだろうか。これって国際的なイメージを考えて異論を唱える人はいなかったんだろうか。ただでさえキリスト教とイスラムの対立という話になりがちなのに、自ら白人対非白人の構図をつくってしまっているようなネーミング。それとも、そういう騎兵隊感覚でやっているという本音がぽろっと出てしまったのだろうか。先住民からみれば、「ジェロニモ」は英雄だろうし、ビンラディンもイスラムから見れば、そういう存在と米国自身も思っていることがなんだろうのか。よくわからないネーミング。でも、これってネイティブ・アメリカンの人たちはどう思うのだろう。「山の老人」(暗殺教団の指導者)ぐらいにしておけばいいのに。
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