米国の連続爆弾魔、ユナボマーの日記が4万ドルで落札

1978年から米国で連続小包爆弾事件を起こし、「ユナボマー」として恐れられたセオドア・カジンスキー受刑者(69)の日記が2日、インターネット上で行われた競売で4万ドル(約320万円)以上の値を付けた。米当局者が明らかにした。▼日記を含むカジンスキー受刑者の所持品は、5月18日からオンライン競売にかけられており、売上金は事件の被害者や遺族のために使われる。出品されているのは連邦捜査機関が押収したパーカーやサングラス、犯行声明文を書いたタイプライターなどで、日記の落札額はこれまでで最高となった。

 ユナボマーか。アル・パチーノ主演の「インサイダー」でもサイドストーリーとして、CBSユナボマー逮捕をスクープする場面が出てくる。昔々の事件かと思ったら、ユマボマーが小包爆弾を始めたのは1978年のことらしいが、逮捕は1996年の話だったのだ。もっとずっと昔、80年代か70年代後半で完結した話なのかと思っていた。この日記を読みたがるのは、米国で言えば、ベビーブーマー、日本で言うと団塊世代だろうか。

ユナボマー 爆弾魔の狂気―FBI史上最長十八年間、全米を恐怖に陥れた男

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