米大統領選。共和党・ロムニーがオバマ大統領をわずかにリード

来年11月の米大統領選に立候補を表明した共和党ロムニーマサチューセッツ州知事が、民主党オバマ大統領をわずかにリード――。米紙ワシントン・ポストと米ABCテレビが7日に公表した世論調査で、そんな結果が出た。調査では、大統領選でオバマ氏と共和党の複数の主要候補について、どちらに投票するかを聞いた。回答者全員では、オバマ氏とロムニー氏はともに47%で同率だが、登録有権者に絞ると、オバマ氏の46%に対し、ロムニー氏は49%だった。

 早くも来年秋の米国・大統領選挙に向けて支持率調査が出始めた。この調査だと、共和党の候補がロムニー・前マサチューセッツ州知事だった場合、投票すると答えた人が49%。これに対して現職のオバマ大統領は46%で僅差ながらリードを許す形になっている。話題のサラ・ペイリンはどうかというと、その場合は、ペイリン40%、オバマ55%。ペイリンを選ぶのは危険と思っているんだろうけど、この40%も高いといえば高く、ペイリンでさえ現時点で15ポイントしかさが付いていないともいえる。
 ビンラディン暗殺で一度は支持率が上がったオバマ大統領だが、ここへきて二番底の不安も台頭し始めた米国経済の悪化のほうが支持率には響いてくる。考えてみれば、湾岸戦争で勝利したブッシュ・シニアもその後の選挙でクリントンに敗れた。戦争による勝利は一時的で、落ち着けば、経済が最重要課題になるのだな。オバマとしても最も気になるのは、ニューヨーク株式市場の動向かもしれない。
ワシントンポストABCテレビの調査結果
 Bin Laden boost for Obama recedes; Romney rises - The Washington Post => http://wapo.st/lpc6XT

大統領オバマは、こうしてつくられた

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