633爆撃隊

 第2次体制中、ナチス占領下にあったノルウェーの燃料工場を英空軍が爆撃、破壊する。英国らしいというか、作戦は完遂されるものの、ノルウェーレジスタスンスも、爆撃隊も全滅してしまう。クリフ・リチャードソン、ジョージ・チャキリス主演。チャキリスがノルウェー人というのは、ちょっと苦しい感じがする。ギリシャ系らしい。チャキリスの妹役のマリア・ペルシーは北欧系のブロンド美人。と思ったら、オーストリア人らしい。
 この映画、前にもテレビで見たことがあるのだが、全滅してまで破壊するのは、ナチスが核開発を進めていたノルウェーの重水工場だと思っていた。核開発妨害工作をテーマにした戦争映画には、カーク・ダグラス主演の「テレマークの要塞」があるが、こちらも暗かった。ノルウェーの戦いは犠牲も多く、悲惨だったのだなあ。
633爆撃隊―633スコードロン〈1〉 (光人社NF文庫)