ウィンブルドン女子、決勝はシャラポワvsクビトバ。リシキはシャラポワに敗れる

女子シングルス準決勝で第5シードのマリア・シャラポワ(24)がザビーネ・リシキ(21)にストレート勝ちし、優勝した04年以来7年ぶりの決勝進出を果たした。4大大会で初の決勝に進んだ第8シードのペトラ・クビトバ(21)とタイトルをかけて対戦する。

 快進撃のリシキもウィンブルドンでの7年ぶりの優勝を目指すシャラポワの執念の前に散った。ともかく、シャラポワが強かった。ダブルフォールトも多かったのだが、崩れない。ストローク戦になれば、深く、鋭く打ち返し、シャラポワって、こんなに強かったかと思うほどだった。精神的にもタフで、追いつかれそうな場面があっても、「今年は私のウィンブルドンよ」というばかりの気迫で、はねかえした。リシキは笑顔も見せ、リラックスしているようだったが、シャラポワの猛攻の前に返すのがやっとというところもあった。それでも、これから楽しみな選手。シャラポワは全仏の時も調子が良さそうだったが、リー・ナ(李娜)の前に敗れたが、今回は、このまま一気にウィンブルドンを制するだろうか。ともあれ、今年は、かわいさよりもたくましさが際立つシャラポワ復活の年かもしれない。

シャラポワ マリア・シャラポワ写真集 first

シャラポワ マリア・シャラポワ写真集 first