『1週間バリ』の5年ぶりの改訂版。『1週間バリ』が出たのが2006年4月、こちらの改訂版は2011年2月。日本は「失われた20年」で、
バブル崩壊後、沈滞したままだが、BRIScを追う
新興国グループVIATA
*1の一角として急成長する
インドネシアだけに、この5年間で環境も変わったという。為替のごまかしはほとんどなくなったというし、韓国の企業に買収されたチェーンもある。改訂版なので、記述の8〜9割方は『1週間バリ』2006年版と変わらないが、実地検証して変わったところは補足、修正してあるので、新しく買うのならば、こちらなのだろう。ただ、観光案内としてだけでなく、旅行エッセイとして、よくできた本なので、書店では(アマゾンでも)2つ並べて売っているところもある。当たり前だけど、いま買うのならば、改訂版。ファンならば、新旧2冊買ってしまうということだろうか。