米ニューヨーク・ダウが512ドル安。世界経済はヤバい、ヤバい?

4日のニューヨーク株式相場は、世界景気に対する懸念を背景に全面安の展開となり、投資家の損失確定の売りを巻き込みながら売りが加速した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比512.76ドル安の1万1383.68ドルと暴落し、昨年12月上旬以来、約8カ月ぶりの低水準で終了。1日の下落幅としては金融危機の渦中にあった2008年12月1日(679.95ドル安)以来、2年8カ月ぶりの下げ幅となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同136.68ポイント安の2556.39。ダウ平均はこれで直近10営業日のうち9日間がマイナス。同日は欧州株もほぼ全面安で、世界同時株安の様相を呈してきている。

 リーマン・ショックに揺れた2008年と同じような不安心理がマーケットを覆っているのだろうか。今回の不安の根源は政府、議会。来年は大統領選挙の年だけど、共和党保守派のティーパーティは手段を選ばないし、それをみて民主党リベラルも頑なになると、世界の不確実性は一段と拡大することになる。いやな感じだなあ...。
★NY株急落、512ドル安=08年12月以来の下げ幅−景気不安台頭、世界同時株安 - 時事ドットコム => http://bit.ly/mULUJk
【追記】
 結局のところ、日経平均終値は...
359円安の9299円88銭=5日の平均株価 - 時事ドットコム => http://bit.ly/rbAJOU
 下げたなあ。9300円割れかあ。さて、米国がどう出るのか。いったん落ち着くのか。それとも、株安が世界をもう1周するのか。心理的に落ち着くかどうかだけど、落ち着いたとしても、来秋の大統領選挙まで、乱高下が続くのだろうか。