リーガエスパニョーラ、給与未払い問題で選手協会が開幕1節、2節のストを計画

２０日に予定されているリーガ・エスパニョーラの新シーズンの開幕が延期される可能性が出てきた。ＡＦＥ（スペインサッカー選手協会）は１１日、第１節および第２節にストライキを実施することを発表した。ＡＦＥのルイス・ルビアレス会長は、レアル・マドリーのイケル・カシージャス、バルセロナのカルレス・プジョル、バレンシアのダビド・アルベルダ、アスレティック・ビルバオのフェルナンド・ジョレンテら、リーガ１部および２部のクラブに所属する１１０人の選手が同席して開かれた１１日の記者会見で、財政難を抱えるクラブの選手への給与未払い問題について、リーグを統括するＬＦＰ（スペインプロリーグ機構）から納得のいく解決策が提示されない限り、ストライキを決行すると説明した。

　リーガエスパニョーラは20日開幕の予定だったが、選手協会が開幕第1節と2節でストライキを発表する。リーガでは、給与の未払い問題が指摘されていたが、それがこじれてしまったらしい。背景には、欧州、特にスペインの経済環境の悪化があるのだろう。サッカーもスペイン経済同様、バブル化していて、その調整が終わっていないのかもしれない。クラブ経営者、選手ともに、問題を直視しなければならないのだろうが、どうも両者の間に信頼関係がないような感じもする。
　英国のプレミアリーグでは、トッテナムがロンドン暴動事件で開幕戦を延期、そしてリーガエスパニョーラでは給与未払い問題で開幕戦延期の危機。欧州経済の不振がサッカー界にも影を落としてきた。
★スペインサッカー選手協会、ストライキ実行へ - Goal.com => http://bit.ly/nvY76u
★カシージャス「問題が解決しない限りリーグ戦は開催されない」- スポーツナビ => http://bit.ly/mU1yOW

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