土曜日のブンデスリーガ、香川のドルトムントも長谷部のヴォルフスブルクも負けてしまった

 13日のブンデスリーガ、日本代表で日韓戦を戦った選手たちは早くもブンデスリーガの試合に出ていた。大変だなあ。加えて、それぞれのクラブの調子も今ひとつ...。
 まず、香川が所属する昨季の王者、ドルトムント、アウェーとはいえ、格下のホッフェンハイムに1−0で負けてしまった。ドルトムントはともかくボールがつながらない。キープさえ、ままならない状態。香川は強行日程で疲れていただろうが、それでも、頑張っているように見えたが、ともあれ、チームとして機能しないことは、いかんともしなかった。早い時間にフリーキックを決められ、それを押し戻せないまま、終わってしまった。Goal.comの香川の選手レイティングも「4.5」と低い。19歳のドイツ代表、ゲッツェは「4.0」。こちらも先日のドイツ対ブラジル戦でゴールを決めていたが、チームが機能しないことで、意欲が空回りしている感じだった。ともあれ、ドルトムントに早くも黒星がついた。昨季チャンピオンということで、今シーズンは全チームが潰しに来る。厳しい戦いが続きそう。
ホッフェンハイムボルシア・ドルトムント リポートと選手レイティング - Goal.com => http://bit.ly/oT3aCO
 で、長谷部のヴォルフスブルクバイエルン・ミュンヘンと対決。こちらは後半、バイエルンが宇佐美を投入。宇佐美のブンデスリーガ公式デビュー戦にもなった。ヴォルフスブルクが奮闘し、バイエルンが攻めあぐねる展開で、ひょっとしたらヴォルフスブルクが...と思ったのだが、後半ロスタイムでバイエルンがゴールを決め、0-1でホームのヴォルフスブルクが敗れる。ヴォルフスブルクには、オフサイドと判定された惜しいゴールがあり、この判定が試合の流れを決めてしまったかもしれない。一方で、土壇場で決めるところが、伝統あるチームの強さかもしれない。Goal.comの選手レイティングでは、長谷部は5.0と厳しい。中継を見る限り、そんなに悪いとは思わなかった。ワーストはヴォルフスブルクのキーパー。宇佐美は、5.0。一度、シュートに絡む場面があったが、大きな見せ場がなく、後半寸前に交代となってしまった。香川のような劇的デビューは例外で、やはり一つひとつ経験を積んでいくのだろう。
ヴォルフスブルクバイエルン・ミュンヘン 選手レイティング - Goal.com => http://bit.ly/oMENqA
 このほかの試合で言うと、シャルケの内田、シュトゥットガルトの岡崎、ケルンの槙野ともに出番なし。日韓戦の疲労を考慮してという話ならば、うれしいが、レギューラーの座を確保するための戦いが続いている様子。

世界一観客の集まるサッカーリーグ ブンデスリーガ事情通読本

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