アップルが新型iPhoneを発表。「iPhone5」ではなく、「iPhone4S」でした

米アップルは4日、スマートフォン(多機能携帯電話)の新機種「iPhone(アイフォーン)4S」を14日に日米など7カ国で同時発売すると発表した。現行機種の外観を維持する一方、自社製の半導体と基本ソフト(OS)を刷新。データ処理速度は最大7倍に向上し、動画撮影がより高精細となったほか、本格的な音声認識機能を初めて盛り込んだ。(略)日本では実質的に独占販売してきたソフトバンクモバイルとともにKDDI(au)が取り扱う見込みだが、価格は未定。

 アップルが新型iPhoneを発表。「iPhone5」の登場かと盛り上がっていただけに、「4S」だけとなって失望感も出ているようだが、日本にとっては、ソフトバンクだけではなく、auが取り扱うようになったことが最大のニュース。今回の発表、基本的に、このところ「数」ではiPhoneを上回り出したともいわれているアンドロイド対策の側面が大きいのかもしれない。アップルの新製品というと、世の中の関心が盛り上がるが、これも良し悪し両面あるのだが、今回は期待値が上がり過ぎて、ちょっと失敗だったかもしれない。
iPhone vs. アンドロイド 日本の最後の勝機を見逃すな! (アスキー新書) ハード面ではデザインは変わらず、チップとカメラの強化で、処理性能が良くなったぐらいで、それほどインパクトはないが、iOS5iCloudの投入で、iPhone自体はますます面白くなっていくのだろう(音声認識機能はまだ日本語に対応していないらしい)。ただ、iOS5は既にiPhoneを持っている人はソフトウエアのアップデートで済むのだろうから、今回の新製品、いまiPhoneを持っていない人は安心して買えて、持っている人は「5」が出てくるまで乗り換える必要のない端末ということなのかもしれない。
 で、自分自身はと言うと、つい最近、ソフトバンクiPhone3GSからauガラケー0円端末に乗り換えたところ。うちの周辺の通信環境やら、家族割りやら、もろもろあってのau乗り換えだったのが、アンドロイドにせず、0円端末にしておいて良かったあ。ひょっとしてauiPhoneを出すこともあるのでは、と思ったのだが、こんなに早く来るとは正直思わなかった。ガラケーに乗り換えたときは、iPhonewifi端末で、携帯はガラケーで十分だし、安いし、便利だし、効率的じゃないかと思っていたのだが、やはり2台持って歩くのは面倒臭い。ということで、再びiPhone回帰に揺れ始めている。auiPhoneに。
【やぶしらず通信・関連ログ】
iPhoneからガラケーに戻ってしまった私(8月21日) => http://bit.ly/mOKspG