成田空港、大丈夫なんだろうか
昨日の夕方、知り合いの出迎えに久しぶりに成田国際空港の第2ターミナルに出かけた。そこで、その閑散ぶりに驚く。第2ターミナルにはA、Bふたつの出口があるが、Bは閉鎖して、Aだけを開けている状態。おまけに節電からか、エレベーターは半分止めている。加えて、到着便のボードを見ていると、5時を過ぎると、3面あるボードのうちの2面の半分になってしまう。少なあ...。さびしい。
なぜだろう。理由はいくつか、考えられる。まずは、第2ターミナルの中心エアラインが日本航空であること。経営破綻以降の再建策で路線をずいぶんリストラしたようだから、その影響が出ているのかもしれない。次に考えられるのは、羽田空港が国際線も取り扱うようになったので、成田が減った可能性。特に夜は影響が大きいだろう。そして、東日本大震災後、来日客が減り、各社が減便しているのかもしれない。
しかし、それにしても寂しい。ここが日本の正面玄関かあ。上海、シンガポールの空港と比べると、裏寂れたローカル空港のような感じで、かなり見劣りする(仁川はまだ行ったことがないけど、仁川発の直行便は日本よりも充実しているという説もあるし、設備もすごいらしい)。成田がアジアのハブを目指す、なんて、とても言えない。アジアのハズレのローカル空港という雰囲気になっている。第2ターミナルさえ、フルに活用できていなくて、大丈夫なんだろうか。空港の強化も、成田にするのか、羽田にするのか、焦点を絞らないと、いけないんじゃないのだろうか。だいたい、10月の3連休の初日なのに、成田に向かう高速道路も空港の駐車場も空いていたし、成田で「日本の没落」を感じてしまった。
- 作者: ピーピーエス通信社
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