オリンパス、ついに会長兼社長が退任。「混乱の責任」?「不正の責任」?

オリンパス(7733)は26日、同日付で菊川剛会長兼社長(70)が代表権のない取締役に退き、高山修一取締役専務執行役員(61)が社長に昇格する人事を発表した。マイケル・ウッドフォード前社長の解職を発表した14日以降、オリンパスの過去のM&A(合併・買収)を巡る混乱やそれに伴う株価急落の責任を取る。

 不透明な、というか、怪しい巨額手数料のM&Aで揺れるオリンパス。ついに菊川会長兼社長が退任。といっても代表権を返上した毛だけで取締役には残っている。新社長は、内部告発したウッドフォード前社長を攻撃している。というわけで、この騒動が終わったとはまだ言えない感じ。とりあえず沈静化を図ったといった感じで、第三者委員会を含めて、これから、どのように調査していくのかに、会社の将来がかかりそう。この問題に火をつけた「FACTA」は記者会見から閉めだされたらしいから、オリンパスが何を考えているのか、わからない。
 しかし、久しぶりに、WSJやFTのような欧米の主流メディアが日本の経済ニュースを大々的に報じたと思ったら、このスキャンダルなんだから、悲しいなあ。
首を取ったFACTAは会見場締め出し阿部重夫発行人ブログ:FACTA online => http://bit.ly/vhofUV
菊川氏辞任は単なる「始まり」=オリンパス問題でウッドフォード元社長 - Reuters => http://bit.ly/rwlRPs
三者委立ち上げ信頼回復、英米捜査当局の状況は不明=オリンパス新社長 - Reuters => http://bit.ly/uPDrlC
Olympus chairman to step down - FT.com => http://on.ft.com/sbkRS8
Olympus Chairman Resigns - WSJ.com => http://on.wsj.com/rEMgKg
Olympus Chairman Resigns Amid Widening Scandal - NYTimes.com => http://nyti.ms/tYnvwv

往年のオリンパスカメラ図鑑    エイ文庫

往年のオリンパスカメラ図鑑 エイ文庫