2011年4−9月期、ソフトバンクが最高益。KDDIの利益を抜く。iPhoneはやっぱりソフトバンク?

ソフトバンクは27日、2011年4―9月期の連結純利益が前年同期比2.8倍の2172億円となったと発表した。スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)が好調だったほか、米ヤフー株の売却益などによる特別利益約1000億円が寄与した。4─9月期として3期連続で最高益を更新した。(略)会見した孫正義社長は、4─9月期の純利益、移動体通信事業としての営業利益がともに「KDDIを初めて逆転した」と強調した。24日に発表されたKDDIの純利益は1401億円、移動体通信事業は2311億円だった。(略)14日に発売した米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の新型スマホ「iPhone4S」については、KDDIも今回初めて販売したため、売れ行きが心配されていたが、孫社長は「(懸念されていた)大きな解約の嵐は来なかった。はっきりと霧が晴れた」と述べ、「大きく純増に貢献しそうで、徐々に右肩上がりになるのでは」との見通しを示した。

 iPhoneの販売権をやっと獲得したのに、KDDIには本気で売る気がないように見えるのだが、ソフトバンクの業績を見ても、そんな感じ。まあ、この段階では、10月からのiPhone 4Sの数字は反映されていないわけだが、孫社長の発言やネットでの書き込みを見ていても、KDDIに勢いはないなあ。au、好きなんだけど、大企業病になってしまっているんだろうか。一時期、ドコモを追撃した時の勢いはどこへ行ってしまったのだろう。こんな調子だと、アップルに切られてしまったりして。「Stay fool, stay hungry」の会社の製品は、毀誉褒貶は激しくても、というか、激しいからこそ、孫さんの会社に似合っていて、KDDIは、オリコーで、満腹の会社になってしまったのだろうか。頑張ってほしいなあ。auを見ていると、通信料金を上げるためのモノとしてのiPhoneで、そんな土俵に載るのも悔しいから、iPod Touchwifiで楽しむのでいいかな、とも思ってしまう。

Apple iPod touch 32GB MC544J/A

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