ナビスコカップ、延長戦の末、鹿島が浦和を下し、4度目の優勝

ヤマザキナビスコ・カップ決勝は29日、東京・国立競技場で行われ、鹿島が延長戦の末、1-0で浦和に競り勝ち、2002年以来9年ぶりの優勝を飾った。優勝賞金は1億円。優勝回数は並んでいたV川崎(現東京V)を抜き、最多の4度目。鹿島は最多を更新する通算15個目のタイトル獲得となり、最優秀選手には決勝点を挙げたU-22代表のFW大迫勇也(21)が選ばれた。ともに退場者1人を出し、0-0のまま迎えた延長前半15分、鹿島はパス交換で左サイドを崩すと、最後は興梠のクロスをファーサイドの大迫が右足で決めた。浦和は守備で粘りを見せたが、あと一歩及ばなかった。

 風邪でヘロヘロになりながら、テレビをつけたら、後半も終盤のところだった。鹿島が猛攻を仕掛けるが、浦和の守備をなかなか破れない。浦和は時折、カウンターを仕掛けるが、こちらはなかなか攻撃の形をつくれない。そんなこんなで決着が付かないうちに延長戦。結局、鹿島にゴールを決められる。そこから浦和が前がかりになって猛攻を仕掛けるが、こちらは形にならなかった。両チームとも今年はJリーグで波に乗り切れない状態。とりわけ浦和は降格しかねない状態で、どちらかというと、この試合でも浦和を応援したのだが、叶わなかった。良い選手が揃っていると思うのだが、残念だなあ。