迷走する巨人。やっぱり発言が変わってきた

巨人の原辰徳監督(53)が13日、渡辺恒雄球団会長(85)との間で、球団OBの江川卓氏(56)を来季首脳として招へいする話し合いを持っていたことを認めた。江川氏の招へいは、清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM=61)が渡辺会長を批判する発端となっていた。これまで指揮官は渡辺会長との会談で江川氏の名前が挙がった事実を否定していた。真っ青な宮崎の空までも、くすむようだった。渡辺球団会長と清武球団代表兼GMの対立問題。発端となった江川氏の招へい問題を、原監督が渡辺球団会長と話し合っていたことを認めた。

 組織のスキャンダルが出てくると、「告発 => 否定 => 肯定」というプロセスをたどることが多いけど、巨人の内紛スキャンダルの場合も同じような展開になってきた。で、中心にいるのは、ナベツネさんと江川さん。現代日本を代表するヒールの競演かしら。で、ヒールにはファンも大勢いるので、双方に応援団が生まれるのだろうなあ。原監督は、どっちのサイドにも立てないように見えるから、両者の間で翻弄されるのだろうか。ウソをつき通せるタイプでもないし、といって、告発側に回ることもないだろうし...。

原点―勝ち続ける組織作り

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