サッカー高校選手権決勝。市立船橋が延長戦の末、四日市に勝利。

第90回全国高校サッカー選手権は9日、東京・国立競技場で決勝が行われ、市立船橋(千葉)が延長戦の末に四日市中央工(三重)を2-1で下し、9大会ぶり5度目の大会制覇を果たした。四日市中央工は開始1分、CKのこぼれ球に反応したFW浅野拓磨がゴールネットを揺らし先制。しかし、市立船橋も粘りを見せ、後半ロスタイムにCKからFW和泉竜司が押し込み、試合は10分ハーフの延長戦へ突入する。そして迎えた103分、市立船橋は和泉がこの日2点目となるゴールを叩き込み、逆転に成功。その後はこのリードを守り切り、2002年度大会以来となる頂点に輝いた。

 試合開始早々、四日市中央工がゴールを決めたときは、これで決まりか、という気持ちと、先日のエル・クラシコレアル・マドリードではないが、試合が始まってすぐに簡単に点を入れると、意外と勝てないのではないかという思いが交錯した。で、結果としてクラシコだった。市船は後半ロスタイムで追いつく。さらに延長戦でゴールを決める劇的な勝利。四日市中央工はほとんど掌中にした優秀を最後の最後で逃すことになる。まあ、すごい試合でした。