ニューヨークの美術館。MoMAは1割減、メトロポリタンは過去最高と明暗
米ニューヨーク近代美術館 (MoMA)の入館者数が昨シーズンに11%減少し約280万人となった。東欧出身のアーティスト、マリーナ・アブラモビッチによる長時間にわたって体を動かさないパフォーマンスや映画監督のティム・バートンのデザイン画などの展覧会で盛況だった前の年とは明暗を分けた。一方、メトロポリタン美術館の入館者数は過去最高の約560万人に増加。デザイナーの故アレキサンダー・マックイーンがデザインした風変わりな衣服やアクセサリーが注目を集めた。両美術館は2010年7月-11年6月の年次報告書と財務報告書を発表した。
美術館も企画で入場者が大きく左右されるのだな。昨シーズンのニューヨーク美術界。ニューヨーク近代美術館(MoMA)が1割、入館者を減らす一方で、メトロポリタン美術館は過去最高。でも、企画を見ると、ティム・バートンであったり、アレキサンダー・マックイーンであったり、映画とかファッションとか、大衆性を持った世界なのだな。このあたり、東京都現代美術館(MOT)が夏休みにジブリやディズニー関係の企画で人が溢れているのと同じ構図かもしれない(だから、夏場にはMOTには近づかないのだが)。
★メトロポリタン美術館 => http://www.metmuseum.org/
★ニューヨーク近代美術館 => http://www.moma.org/
- 作者: 千住博,野地秩嘉
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- 発売日: 2005/10/14
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