バチカンがマネーロンダリングに利用される懸念ーー米国務省が報告書
米国務省は7日、2012年の「国際麻薬統制戦略報告書」を発表し、バチカンがマネーロンダリング(資金洗浄)に利用される懸念がある国として、初めて加えられた。同報告書は、世界190の国をマネーロンダリングの危険度から「懸念が大きい」「懸念」「監視」の3つに分類。バチカンは、ポーランドやエジプトなど67カ国が入る2番目のカテゴリーに入った。
バチカンがマネーロンダリングに利用されているーーそんな噂は前々から囁かれ、映画の「ゴッドファーザーPart III」も、そんなバチカンとマフィアの関係が出てくるが、米国務省が報告書で指摘したわけね。アンブロシアーノ銀行事件なんていうのもあったし、「懸念」を指摘されても仕方がないなあ。