4月26日から岩波文庫の電子書籍版がスタート! 青空文庫で読めないものも...

岩波書店は10日、岩波文庫電子書籍版を4月下旬から配信すると発表した。スタート時の配信作は夏目漱石の「こころ」や寺田寅彦の「柿の種」など28点32冊。インターネット上の電子書店で購入できる。

柿の種 (岩波文庫) こころ (岩波文庫) 上の記事を読んで、おお、岩波文庫もついに電子書籍が、と思う一方、夏目漱石寺田寅彦青空文庫にあるものを「i文庫」アプリ使って読めば、もう既に電子書籍だよなあ、という思いも...。とはいえ、どんなものがあるかと、岩波文庫のサイトを見ると、すでに4月26日から配信が開始になる本の目録が出ていた。ドストエフスキーの『罪と罰』やコンラッドの『闇の中』、マキャベリの『君主論』も入っていたりする。ちょっと、うれしい。で、値段は、というと、紙の文庫も電子の文庫も変わらない...。やっぱり、そういう考え方かあ...。『罪と罰』など、上、中、下、それぞれの値段が出ているが、1冊ずつ買うという、そういう価格設定なのだろうか。3分冊はリアルな社会の本の話で、電子書籍では関係ないと思うけど...。
 出版社が、自炊までして電子書籍を求める読者のニーズに積極的に応えようとするのか、それとも、自らの利権を守ることを中心に考えていくのか...。斬新な、というよりも、漸進的な電子書籍なのかもしれない。実際のものを見ないと、わからないけど、世の中、少しずつ少しずつ変わっていくものなのだろうか。
岩波書店岩波文庫」=> http://www.iwanami.co.jp/hensyu/bun/
青空文庫 => http://www.aozora.gr.jp/
夏目漱石「こころ」 => http://bit.ly/Il2aPZ
寺田寅彦「柿の種」 => http://bit.ly/Il2r5q
★i文庫アプリ
iPhone, iPod Touch => i文庫S - nagisa
iPad用 => i文庫HD - nagisa

「自炊」のすすめ 電子書籍「自炊」完全マニュアル

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