絵本画家として確固たる地位を築いている安野光雅さんの作品は、その透明感あふれる色彩や、そこここに散りばめられた遊び心で、世界中の人々に愛されています。今回は、装丁画家あるいはデザイナーとしての仕事に焦点を当て、井上ひさしの本の装画や芝居のポスターの原画などを中心に、文学にまつわる作品を選りすぐってご紹介いたします。
千葉県市川市の芳沢ガーデンギャラリーで開かれていた企画展。安野光雅氏が手がけた井上ひさし氏の本の装丁、劇団「こまつ座」のポスターと原画が展示されている。ガリバー旅行記は井上ひさしの文章と安野の原画が揃えて展示されていて、絵本を読むように閲覧できる。また、安野氏の「繪本 平家物語」の展示も良かった。この市川市の文化施設、小さな小さな “美術館” だが、企画の趣味が良くて、好きだ。今回も市川市在住の井上ひさしを切り口に、安野光雅の作品を紹介しているところがなかなか良い。津和野の安野光雅美術館にも行ってみたくなる。
★井上ひさしと安野光雅 〜文学と絵画の出会い〜 | てこな 公益財団法人 市川市文化振興財団 => http://bit.ly/J4a2pQ
★芳澤ガーデンギャラリー | てこな 公益財団法人 市川市文化振興財団 => http://bit.ly/JWu5vh
★安野光雅美術館(津和野) => http://bit.ly/J4acO3
- 作者: 井上ひさし
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: 文庫
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