トゥーロン大会。エジプトに敗れ、U-23日本代表はリーグ戦で敗退

サッカーのU-23日本代表は27日、フランスで開催されているトゥーロン国際大会の第3戦となるU-23エジプト代表戦に臨み、2-3で敗れた。1勝2敗の日本は準決勝進出を逃した。日本は酒井高徳を除き、オランダ戦と同じメンバーが先発した。

 うーん。U-23は難しい。オランダ戦がいい感じで勝利したので、ほぼ、そのメンバーでエジプト戦に臨んだものの、前半は0−2と先行される。攻守ともに精彩というか、詰めを欠き、こりゃ、ダメかなあと思ったのだが、後半開始から大津、東を投入すると、攻撃が活性化、宇佐美の2ゴールで2−2に追い付く。ここで勝たないと決勝には進出しないだけに、あと、もう1点に期待がかかったのだが、エジプトがメンバーを交代すると、押し込まれるようになり、守備が安定しない。結果、再び、2−3と先行され、そのまま、おしまい。準決勝戦には進出できず。
 ロンドン五輪U-23世代、日本代表Aチームに上がっている香川、清武、原口、酒井宏樹、権田、宮市などタレントはいるのだが、海外組も多く、招集できるのかどうかわからないうえ、できたとしても、中盤から前線の逸材が多く、ディフェンダーがもうひとつ安定しない感じ。酒井宏樹酒井高徳も攻撃力の選手という印象が強い。この守備力の不安定さ、個人の力の問題なのか、コンビネーションの問題なのか、さらにはFWを含めての組織的な守備力の問題なのか、よくわからないんだけど、何だか見ていると、守備と、後ろからのビルドアップに問題を抱えているように思えてしまう。素人目には。まあ、今回は、U-23にとって課題を見つけるための大会でもあったのだろうけど。