EURO2012決勝。スペインが4−0で、イタリアを粉砕

1日に行われたEURO2012決勝、スペイン対イタリアの一戦は、4-0でスペインが勝利を収めた。3度目の優勝となるスペインは、史上初の連覇。2010年ワールドカップと合わせ、主要大会3連覇という前人未到の偉業も達成した。イタリアは2000年以来となる3度目の決勝進出だったが、1968年以来のトロフィーには手が届かなかった。

 スペインは強かった。ビジャ、プジョールを欠いたスペインはどこか迫力がなく、グループステージではドイツが最強なのではないか、準決勝までの戦いではイタリアに勢いがあるのではないかと思っていたのだが、決勝のスペインはキレキレだった。前半で2点。イタリアは後半、交代枠を使い果たしたところで負傷者が出て、10人で戦う不運もあったが、さらに2点を失った。4点差という屈辱の敗北に、泣いている選手も多かった。ピルロも、バロテッリも涙目だった。
 ともあれ、決勝では、スペインの強さが際立った。決勝まで力を蓄えていたようにさえ思えてしまう。とはいえ、今回の大会で、全試合を通じて失点は1点だけだから、本当に強かったんだなあ。

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