クリストファー・ノーラン Christopher Nolan

 いま最も気になる映画監督というと、この人。クリストファー・ノーランだな。現在、「ダークナイト・ライジング」が公開中だが、奇想天外なストーリー設定と斬新でリアルな映像。かつて、スタンリー・キューブリックの一作一作から目を離せなかったように、いまはノーランの最新作が待ち遠しい。必ずしも成功していない作品でも、何らかの刺激がある。で、そんなノーランの作品をたどってみると...。
 何と言っても、この作品がノーランの名前を一躍、有名にした。

メメント [Blu-ray]

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 10分間しか記憶を保てない男の物語を、現在から過去へと10分毎に遡っていく。この奇想天外な物語に飲み込まれた。
 「ダークナイト」のクリスチャン・ベイルが出てくる、この作品も異色作。 「メメント」ほどのインパクトはないが、19世紀の怪奇譚風で面白かった。
 そして現在までの最高傑作がこちらだろう。
インセプション [Blu-ray]

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 レオナルド・ディカプリオ主演の「インセプション」。ストーリー、映像とも斬新だった。これまで見たこともない世界を見せてくれる。ノーラン自身がイリュージョニストという感じ。しかし、「バットマン・ビギンズ」と「ダークナイト」の間に「プレステージ」、「ダークナイト」と「ダークナイト・ライジング」の間に「インセプション」をつくったのだから、その創造力に驚いてしまう。アタマの中にイメージがあふれているんだろうなあ。
 「ダークナイト」(バットマン)3部作のなかでは、「ダークナイト・ライジング」が一番良い。これで「バットマン」から解放されて、次に何をつくるのか、ますます楽しみになってくる。ノーランは「007」を撮りたいと言っているらしいが、実現するんだろうか。どんなものになるのか、全く想像がつかないけど。アクション場面の映像はすごいんだろうけど、ノーランの映画の主人公は、みな悩みを抱え、内向的な性格だから、ジェームズ・ボンド的なカタルシスとは別世界の人たちに見える。
クリストファー・ノーラン - Wikipedia http://bit.ly/T3Zpc5
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