80歳の石原慎太郎氏が都知事を辞職し、新党を結成して国政に復帰するのだと...。

東京都の石原慎太郎知事(80)は25日、緊急の記者会見を開き、都知事を辞職し、次期衆院選に出馬する意向を表明した。比例代表の候補者として立候補する意向だ。会見で石原氏は「新党を作って仲間と一緒に国会に復帰してやろうと思っている」「新党結成は今日でも明日でもやる。準備はできている」などと述べ、知事の後継については「猪瀬(直樹副知事)さんで十分だと思う」との意向を示した。

 いまや日本の政界は何でもあり、といいますか、群雄割拠といいますか、四分五裂といいますか、ワイマール状態といいますか...。もうすぐ総選挙と見て最後の勝負をかけるのだろうか。東京オリンピックはどうするのだろう? 今の日本の気分は「右」っぽいから、この流れに乗って、次期政権のキャスティングボードを握り、米国に物申し、中国、韓国と対決したいのだろうか。自民党の石原ジュニアはどうするのだろう? この時期に都知事選をやられても、他の政党は準備ができていないだろうから、不意打ちをかけて、気心にしれた猪瀬直樹氏を後継に据える戦略なのだろうか。そうすれば、石原都政時代のことが見直されることもないだろうし、とか、いろんな観測がこれから出てくるのだろうなあ。
 それで、最近の石原氏の本は、というと...

平和の毒、日本よ

平和の毒、日本よ

新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)

新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)

真の指導者とは (幻冬舎新書)

真の指導者とは (幻冬舎新書)

 やっぱり平和よりも戦争が好きなのかなあ。近衛文麿は「英米本位の平和主義を排す」という論文を書いたけど、石原氏は「米中本位の平和主義を排す」とでもいうような感じなのだろうか(偏見かなあ)。かつては、こういう小説を書いていた人なのに...
太陽の季節 (新潮文庫)

太陽の季節 (新潮文庫)

 思えば、遠くへ来たもんだ...。
 一方、石原氏に関する本というと...
石原慎太郎よ、退場せよ! (新書y)

石原慎太郎よ、退場せよ! (新書y)

誰も書けなかった石原慎太郎 (講談社文庫)

誰も書けなかった石原慎太郎 (講談社文庫)

黒い都知事 石原慎太郎 (宝島SUGOI文庫)

黒い都知事 石原慎太郎 (宝島SUGOI文庫)

 都知事選には全く影響しなかったけど、メディアには石原批判も根強い。今回の国政復帰に週刊誌が燃えるのだろうか。「なぜ、この時期に?」「決断の背景には実は...」みたいな記事が、これから乱舞するのだろうか。
 そして、石原軍団は応援に参戦するのだろうか。で、全く関係ないけど、石原軍団、こんな本を出していたのだ。
石原軍団炊き出しレシピ33 つくってあげたいこだわりごはん

石原軍団炊き出しレシピ33 つくってあげたいこだわりごはん

 炊き出しには行くのかな。
★猪瀬副知事“今の時点では白紙” NHKニュース => http://bit.ly/PsBTIn
石原慎太郎 - Wikipedia => http://bit.ly/Sk1tO1
石原慎太郎公式サイト => http://bit.ly/Sk1sK7
★アマゾンで検索すると => amazon:石原慎太郎