井手一誠、Pinterest Guideブロガーズ他『Pinterest ビジネス講座』

Pinterestビジネス講座

Pinterestビジネス講座

 最近、流行のビジュアル共有型SNSPinterest」に関する本。「ビジネス講座」とタイトルにあるように、両方と言うよりも、どうビジネスに生かしていくかという本。副題として「Twitterより速く!Facebookよりも刺さる!世界が注目する第3のマーケティング活用」とある。米国では女性の利用者が多く、写真の共有を介して、自分のサイトに誘導したり、認知度を高めたりするというのはわかるのだが、結局、どれだけの人が利用するかだろうなあ。米国ではかなり利用者が増えているようだが、日本ではどうなんだろう。ビジネス講座ではあるが、サイトの事例やPinterestの利用法も盛りだくさんで、入門書としては、いいかもしれない。
 目次で内容を見てみると...

Introduction 日本でも急成長を見せるピンタレスト
Part1 Pinterestって何?
Part2 ビジネス✕Pinterest
Part3 事例で学ぶPinterestマーケティング活用法
Part4 Pinterestスタートガイド
Part5 一歩先行くPinterest活用術

 で、読んでいて、面白かったところをいくつか抜書きすると...

 雑誌の紹介するファッションは、依然多くの個人ユーザーにとって関心の的であることは確かです。しかしその反面、個人ユーザーは公式ウェブサイト上で掲載されている画像ファイルから、自分たちのセンスで取り上げたいものだけをピンタレスト上に展開・共有しています。着実にキュレーションの担い手は、個人へと移ってきているのです。この流れを雄弁に証明するのは、フランスで生れたファッション雑誌、「Marie Claire」のファッションディレクター、ニーナ・ガルシアの存在です。Marie Claireの各国語版が、数千フォロワーなのに対し、彼女のフォロワー数は40万を超えます。

 おお、「プロジェクト・ランウェイ」の辛口審査員のニーナ・ガルシアかあ。その影響力や、恐るべし。で、Pinterestを探してみたら、こちら...
★Nina Garcia (ninagarcia) on Pinterest => http://pinterest.com/ninagarcia/
 おお、いまやフォロワーは60万人を超えていた。
 で、Pinterestが、これまでのサービスとは違うという3大ポイント

1つ目は、人の「趣味関心」にフォーカスしているサービスであること。
2つ目は、ユーザーが女性中心であること。
3つ目は、言葉が介入しない。ビジュアルのみの世界を作っていること。

 なるほど。
 事例として紹介されているサイトの中から、こんなところもあったのか、というもの...
Windows On Pinterest => http://pinterest.com/windows/
 マイクロソフトの「Windows」のPinterestもあったのだ。女性ユーザー開拓のためなんだろうか。
 ともあれ、Pinterestを知る参考になりました。男性の私としては、新しモノ好きとして「Pinterest」に関する知識は仕込んでおきたいが、自分で使うのはやっぱり「tumblr」かなあ。