日本維新の会と太陽の党が「合流」の方向なのだとか

橋下徹大阪市長が率いる日本維新の会と、石原慎太郎東京都知事が共同代表を務める太陽の党が合流する見通しとなった。太陽を解党して維新に合流させる方向で、代表に石原氏が就く方向で最終調整している。17日に橋下氏と石原氏が大阪市内で最終協議をし、合流を正式に発表する見通し。

平和の毒、日本よ 体制維新――大阪都 (文春新書) 「合流」というのは統合、合体、合併ということなのだろうか。いずれによせ、維新の会と石原新党が合体してしまうのか。政策綱領の一致がなければ、維新の魅力は褪せていくなあ。原発とか、消費税とかで合意できたのだろうか。みんなの党はどうするのだろう。何だか、安倍・自民、石原・太陽と右側が大混雑状態になってしまう。左には、20世紀的な共産、社民がいて、みどりの風にしても20世紀的な左派の香りを濃厚に発している。
 そんなこんなで中道から、ちょっと左ぐらいのスペースががら空き。みんなの党も政治的には中道の感じだが、右の太陽・維新に合流してしまうのだろうか。結構、難しい選択肢だなあ。維新の会にしても、みんなの党といれば、ちょっと右だけど、石原新党と組めば、正真正銘、まごうかたなき右という印象になってしまう。それでいいのかなあ。
 こうなってくると、民主党のポジショニングが微妙に面白い。極端は嫌だなあ、という人の選択肢に残る政党が民主党だけになってしまう。そのあたり野田首相も読んでいるのだろうなあ。発言内容の中に、対外強硬論批判が出てきたりしている。野田首相、したたかかも。こうした状況は、頭のいい橋下市長も読んでいるだろうに、それでも石原新党なのだろうか。日本のムードは右と読み切ったのだろうか。明日に合流を正式発表するらしいが、まずは総選挙、前半の山場だなあ。

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