後藤健生『サッカー「真」常識』

サッカー「真」常識 (学研スポーツブックス)

サッカー「真」常識 (学研スポーツブックス)

 2010年11月、ワールドカップ・南アフリカ大会の後に出版された本。戦術とは何か、個人の力とは何か、そしてサッカーの楽しみとは何かを具体的な試合の解説を通して教えてくれる本。最後に、2014年のブラジル大会に向けて、本田圭佑に続く期待のアタッカーの名前として、森本貴幸香川真司大迫勇也宇佐美貴史指宿洋史といった名前が出てくる。このうち香川は大ブレークし、いまやマンチェスター・ユナイテッドのメンバーだが、森本、宇佐美たちはもうひとつ伸び悩んでいる。一方で、清武、乾の台頭など、わずか2年でも伸びる若手、試練の若手、運命が分かれてくるのだなあ。でも、サッカーも随分、層が厚くなってきている感じもする。
 で、目次で内容をみると...

序 章 「戦術」とは「システム」ではない!
第1章 シュートは、パスより正確に!
第2章 「スペース」という名の美味しい獲物
第3章 足ではボールをつかめない
第4章 「攻撃的な」守備、「守備的な」攻撃
第5章 オフサイド・ルールがサッカーを面白くする
第6章 選手交代ーー唯一、外からでも見える監督の仕事
第7章 サッカーをめぐるメンタルの勝負
第8章 PKの、正しい蹴り方
終 章 2014年ブラジルワールドカップを目指して

 勉強になりました。