廣重勝彦『デイトレード入門』(第2版)

 副題に「短期売買の極意」。1日中、勝ったり売ったりしているデイトレードと言うよりも(それもあるが)、短期売買のテクニックの解説書。リスク管理の方法なども解説している。株式市場が動き出し、再びデイトレードが話題になっているので、どんなものかと思って、2冊ほど読んでみたのだが、どちらにも共通するのは、いかに損失を抑えるかというリスク管理が利益を決めるという考え方。そしてチャートを参考にする。チャートの読み方は既にいろいろな本で出ているのだが、それでも利益を上げる人、損をする人、いろいろといるのは、そうしたテクニックだけではないタイミングとか、ポジションの取り方とか、決断に関する部分があるのだろうなあ。
 で、目次で内容を見ると...

序章 デイトレードの世界へようこそ
 1 デイトレードのスタイル
 2 短期トレードの進め方
 3 トレンド分析ーー方向を見つける
 4 トレンドが教える売買のタイミング
 5 トレードの出口を探そう
 6 リスクに向き合う方法

 新書なので、チャートについては本当に基本的なところの解説。まだまだ、いろいろな指標、流派があるのだろうが、たくさん聞いても混乱するだけで、このくらいでいいのだろうな。で、読んでみると、試してみたくもなる。危ないかな。