全仏オープン。錦織、クレーの王者、ナダルに破れ、ベスト8ならず

テニスの全仏オープン第9日は3日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス4回戦で第13シードの錦織圭日清食品)は、4年連続8度目の優勝を狙う第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)に4−6、1−6、3−6で敗れ、日本男子では1933年に4強入りした佐藤次郎以来の8強はならなかった。

 今年の全仏オープンナダルは不調で、錦織は上り調子。ひょっとしたら、と思ったが、これがビッグ4と10位台の選手との違いなのか、ナダルはしっかりと修正してきていた。第1セット序盤で、錦織にブレークのチャンスがあり、ここで決めていたら、面白くなっていたのかもしれないが、そこを凌ぎきるところが10位内に入れるかどうかの壁なんだろうなあ。こうした強豪に勝てるかどうかは、数少ないチャンスを活かせるかどうかなのだなあ。でも、ウィンブルドンが楽しみです。

ラファエル・ナダル 自伝

ラファエル・ナダル 自伝