アップルのWWDCが開かれたけど...。燃えないなあ

米アップルは10日にサンフランシスコで開いた世界開発者会議で、携帯端末向けの新OS「iOS7」やストリーミングラジオサービスの「iTunesラジオ」、Mac向けの新OS「OS X Mavericks」など、新しい製品やサービスを披露した。

 アップルの世界開発者会議、WWDCといえば、どんなテクノロジーが飛び出してくるのか、そして、どんな新製品が披露されるのか、注目したものだけど...。今年もちょっとは期待したけど...。でも、出てきたものを見ると、燃えないなあ。意外性がないなあ。こう見ると、スティーブ・ジョブズがいかにショーマンだったか、わかる。加えて、CEOとして、どんだけ開発陣の尻を叩き、ビジョンを持って指導していたかがわかるなあ。きっとジョブズの後継となる経営陣はやさしいのだろうなあ。イノベーションのスピード、世界をびっくりさせてやろうというショーマンシップがすっかり希薄になってしまった。開発陣を能力ギリギリまで追い込まないのだろうなあ。
 まあ、仕方ないのかもしれないけど...。グーグルの開発者会議のほうが面白かったような気も。さびしいなあ。そして、アップル、何だか、ビジネススクール方の優等生経営になってきているみたいで、危ういなあ。普通の会社ならば、過去の遺産でかなり食っていけるのだろうけど、IT系のテクノロジー企業の場合、あっという間に壊れてしまう。アップルって、ジョブズでなければ、経営できない会社なんだろうか。
iOS 7、新機能の多くは模倣。Mailboxのジェスチャー、BlackBerryのバック機能、WebOSのマルチタスク等々 | TechCrunch Japan

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I