ウィンブルドン女子、ザビーネ・リシキ(リシツキ)がセリーナ・ウィリアムズに競り勝ち、8強に
テニスのウィンブルドン選手権第7日は1日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、連覇を狙った第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が第23シードのザビーネ・リシキ(ドイツ)に2-6、6-1、4-6で敗れる波乱があった。一昨年覇者で第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)、第6シードの李娜(中国)はともにストレート勝ちで、準々決勝に進出した。
今回のウィンブルドンの女子シングルスの本命で、向かうところ、敵なしかと思われていた世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズがリシキ(WOWOWでは「リシツキ」と言っていた)に敗れる。第1セットはリシキが強烈なサーブで優位にたち、さらにセリーナを二度にわたりブレーク、6−2で制す。しかし、第2セットになると、セリーナがリシキのサーブに対応し、女王の貫禄で6−1。
第3セットもセリーナがまずブレークして優位に立ち、やっぱり女王は女王かと思ったのだが、ここからリシキがゾーンに入ったかのように好プレイで反撃。5−4でサービス・フォー・ザ・マッチを迎えるが、ジュースで一時はセリーナのアドバンテージに。しかし、サービス・エース2発で逆リーチ。激闘をリシキがものにする。リシキはウィンブルドンで強い選手だが、今日は最後まで気合いが入っていた。しかし、サーブが強いというのはやはり武器だなあ。こうした局面を打開するような強烈サーブを持っている選手は日本には少ないなあ。ともあれ、第1シードも姿を消し、今年のウィンブルドンは大波乱の展開。
★ ザビーネ・リシキ - Wikipedia
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