ウィキリークスに情報を提供したマニング上等兵に有罪判決

軍法会議は30日、告発サイトの「ウィキリークス」に機密情報を提供した米陸軍兵ブラッドリー・マニング被告に対し、スパイ防止法違反について有罪判決を言い渡した。一方、最も罪の重い敵幇助(ほうじょ)罪については無罪とした。検察側は、マニング被告には自分が暴露した大量の機密情報がいずれ国際テロ組織アルカイダに渡るという認識があったと主張していたが、判決ではこの主張を退けた。また、国防関連情報の不法所持罪についても無罪とした。
もし敵幇助罪で有罪になっていれば、仮出所なしの終身刑を言い渡される可能性があった。一方で、残る20件の罪状についてはほとんどが有罪となった。31日から始まる量刑言い渡しでは、最高で136年の禁錮を言い渡される可能性がある。

 スパイ防止法では違反とされたが、敵幇助罪は無罪だったのだなあ。アルカイダに情報を渡すため、というのはいかにも強引で、その点では良識ある判断という感じもする。で、敵幇助罪が有罪だったとしたら、終身刑、現在の有罪判決で最高が136年。うーん。実体的には、どちらでも変わらないような気も...。

ウィキリークス WikiLeaks  アサンジの戦争

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