Kindle Fire HDX 8.9、アマゾン漬けならば、こりゃあ快適。そうでなければ...

Kindle Fire HDX 8.9 64GB タブレット(第3世代)

Kindle Fire HDX 8.9 64GB タブレット(第3世代)

 Kindle Fire HDX 8.9(64GB)を使い始めて、2週間余り。こりゃ、いい。大きさは手頃、反応速度はいいし、液晶も美しい。一緒に買った「ORIGAMI」カバーも本を開くような感じで、オープンでき、なかなかよろしい。最近は本を買うときはKindle版が中心d差し、アマゾンの生態系の中に、どっぷり使っている身としては快適。Kindle Paperwhiteも持っているが、雑誌やマンガを読むときはカラーの大型液晶が欲しかった。そんなニーズにぴったりで、毎日、使っている。でも...
 覚悟はしていたが、やっぱりアプリはiPadに比べると、かなり少ない。EvernoteやFlipBoardなどはあって、必要最小限のニーズは満たされているのだが、YouTubeDropBoxの純正アプリやら、WOWOWNHKオンデマンドなどもない。うーん。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)も英語版はあるのだが、日本語版も対応している最新アプリはまだない様子。Kindle Fire HDX、好きなんだが、使っているうちに、iPad miniRetina)
に対する物欲がフツフツと高まってくる。64GBでいうと、Kindle Fire HDX 8.9が5万1800円に対して、iPad miniRetina)が6万1800円で、価格差1万円。さらにKindle Fire HDXには現在、Amazon インスタント・ビデオの2000円ギフト券が付いてくる。でも、この価格差、微妙だなあ。
 Kindleにはアプリもあるから、iPadKindleを読むのに特に不自由するわけでもない。購入がちょっと面倒臭いだけ(というか、Kindle上からの購入はワンクリック)。それを考えると、アマゾンの生態系にどっぷりと使っていて、少しでも安いものというのならば(まあ、1万円安いということは、その分、コンテンツの購入に回せるわけで)、Kindle Fire HDXはいいんだけど、アマゾン漬けでない場合は、やっぱりiPadかなあ、というのが率直な感想。アプリは少数精鋭、必要最小限でいいかと思っていたが、やっぱり使っていると、あ、このアプリないんだ、ということが気になり始める。1万円の差ならば、iPad miniだったなあと。
 初代iPadを使っていて、さすがにそろそろ新しいタブレットかと思い、ならば、アップルの生態系にこれ以上、がんじがらめになるなるの嫌だと思って(MaciPhone、AppleTVと、すでにズブズブだし...)、新しいタイプのものを少しでもお安くと思って、Kindle Fire HDXにしてみた。実際、Kindle Fire HDXを使っていて、特に何か不自由しているわけではないし、満足度も高いんだけど、使っていると、iPad miniも欲しくなってくるんだなあ。最初からiPadという手もあったかな、と思ってしまったのも確か。iPad Airではなくて、iPad miniの大きさがいいのかな、と思うのは、iPadよりも小ぶりのKindle Fire HDXを使っていて、このあたりの大きさのほうが使い勝手がよろしいと感じた。Kindle Fire HDX、本当にいいんだけどねえ。