サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は14日、各地で一次リーグの試合を行い、C組の日本はコートジボワールに1─2で逆転負けし、黒星スタートとなった。
序盤に本田がスーパーゴールで先制点を決めた時は、今日は日本の日か、と思った。内田もいい上がりをしていたし...。しかし、その後の1点が決めきれないし、それ以上に守備が消極的というか、組織的な守備に不安。あぶない場面も何度かあった。そして、後半、ドログバが出てくると、コートジボワールは勢いづき、一方、日本の守備はさらに後手後手となって、結局、逆転負け。ザッケローニ監督は終盤、大久保を左、香川を右にかえて、連続失点となった左サイドの防衛に乗り出していたが、確かに失点した場面では左の守備がボロボロで、相手選手がノーマークの状態でクロスボールを入れている。守備と言っても、最終ラインだけでなく、FWと中盤がかなり積極的な守備をしないとなあ。
やはり全員で組織的な守備をすることは勝利への基本なんだなあ。シメオネのアトレティコ・マドリードも、モウリーニョのチェルシーも勝ちに行くときは、守りを徹底するし、先日、スペインに圧勝したファン・ハールのオランダも同様だった。最強の守りの上に攻撃力がないと通用しないのだな。守りに難があったウルグアイもコスタリカに負けてしまったし、イングランドもイタリアには勝てないし...。さて、次のギリシャ戦までに、日本はどこまで修正できるだろう。ギリシャもコロンビアに負けたからとなめてかかると大変だけど。どちらも負けられない試合だから。
しかし、ザッケローニ監督のジャパン、強い時は強いけど、攻め手の幅が狭いように見えるところが気になるなあ。加えて、守備の弱さが修正できないまま、本番に入ったことが...。
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