米国がキューバと国交回復へ。ということで、キューバで思い出す映画というと

オバマ米大統領は17日、1961年以来国交を断絶しているキューバとの国交正常化に向けた交渉を開始すると発表した。両国は相互に大使館を設置する方針。

 人気低迷、政権末期のオバマ大統領がまたスタンドプレイという感じがしないでもないキューバとの国交回復の動き。米国の保守派の間には、いろいろと物議を醸し出しそうな...。オバマの外交というのは、どうも大向う受けを狙ったスタンドプレイが目立ち、一貫性があるような、ないような...。
 で、それとは関係なく、キューバで思い出す映画というと...

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 「ゴッドファーザー PartII」。前半のクライマックスの舞台は革命下のキューバ。軍部と結託した大企業とマフィアの天下だったキューバが描かれている。
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 キューバ難民が米国でギャングとして成り上がっていく「スカーフェイス」。あ、どっちの作品も主役はアル・パチーノだった。
 で、日常的なキューバというと...
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 「セブン・デイズ・イン・ハバナ」。7人の映画監督による7つのハバナ・ストーリー。
 キューバと米国というと、ソ連の核ミサイル基地建設計画に端を発し、米ソ核戦争の寸前まで行った「キューバ危機」があるのだが、こちらは映画ではなく、本で... ケネディ政権の中にいた当事者でもあるロバート・ケネディの回顧録「13日間」。映画にもなったけど、そちらは見ていないので。
 もう一つ、当事者の証言としては、こちらは映画で... 当時、ケネディ政権の国防長官だったマクナマラのインタビューを中心とした回顧録ドキュメンタリー。
 しかし、米国とキューバの国交回復。米国はキューバにどういう条件を出すのだろう。キューバがいいんだったら、北朝鮮だって、いいんじゃね、と金正恩は思っているんだろうか。欧米のウクライナ問題制裁に加え、資源安、ルーブル安に襲われているプーチンは、さらに弱みにつけこまれた形で、逆上して、一段と危険な人になっていくんだろうか。オバマがそうした影響のもろもろを計算しているのかどうか、さっぱり読めないところが世界の不確実性を高めていくんだろうなあ。それに、ただ国交を回復して、1950年代と同じように、米国資本がキューバを食いものにするようだと、また波乱要因を生み出すんだろうか。