B52はいまだ現役だったのだ

米空軍は8日までに、同国西部アリゾナ州トゥーソン近くの砂漠地帯にある退役軍用機の集積場に7年間収容されていた戦略爆撃機「B52」を作戦任務に再び就かせると発表した。来年にも前線に復帰する予定。

 「成層圏の要塞」とも「死の鳥」ともいわれたB52。冷戦期は核兵器を搭載した戦略空軍機の主役、ベトナム戦争では北ベトナムに対する絨毯爆撃と、20世紀の死神のようなイメージを持った空軍機だったが、まだ使っていたのだ。この記事の後には、こんな話。

米空軍によると、昨年5月時点で配備中のB52機は計76機。このうちの18機は予備機材と位置付けられている。編隊の配属基地はバークスデールの他、ノースダコタ州のマイノット基地となっている。

 いまだ現役として使われていたのだ。精密誘導ミサイルの時代になって、もう、みんな引退したのかと思っていた。まだ現役だったのだ。B52というと、まず思い出すのは、この映画...

 スリム・ピケンズ演ずるコング少佐が操縦していた。搭乗員のひとりには、後にダース・ベーダーの声を演じることになる若き日のジェームズ・アール・ジョーンズもいた。B52といえば、核攻撃だった時代。
 そして、こちらにもB52は登場する。 「トップギア」のベトナムスペシャル編。ホーチミンからハロン湾までオートバイ・ツアーに挑んだ3人組。ハノイの公園で、B52の残骸に遭遇する。
 B29が、東京大空襲をはじめとした第二次大戦下の無差別爆撃や広島、長崎の原爆投下のシンボルであったように、B52というと、核の恐怖とベトナム戦争の象徴だったのだな。
B-52 (航空機) - Wikipedia
B-52 [DVD]

B-52 [DVD]