又吉の「火花」がついに200万部突破。これに近く発売の作品全文掲載の「文藝春秋」9月号が加わると...

藝春秋が4日、芥川賞を受賞したピース・又吉直樹(35)の「火花」を40万部を増刷し、累計発行部数が209万部となると発表した。7月30日に発行部数が169万部に達したと発表したばかり。文藝春秋刊行の単行本としては93年の「マディソン郡の橋」(256万5000部、R・J・ウォラー)に次ぐ、歴代2位の発行部数となった。

 すごいなあ。小説復興の功労者といえるのかも。こちらが200万部かあ...

火花

火花

 で、Kindle版も加わると、どうなるのだろう...
火花 (文春e-book)

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 そして、もう一つ気になるのは月刊「文藝春秋」は毎年、9月号で芥川賞特集を組んでいて、受賞作を掲載していること。今年も又吉直樹の「火花」と羽田圭介の「スクラップ・アンド・ビルド」の芥川賞2作品が全文掲載されるらしい。選考委員会の選評もついている。お買い得毒だなあ。8月7日発売という。明後日か。 「文藝春秋」にもKindle版がある。
 で、よくわからないのだけど、特装版というのも出ている。 小説に雑誌、電子版を合わせたら、どんだけ売れるのだろう。トータルで200万部プラス何万部になるのだろう。そもそも、最初に掲載された「文學界」も増刷になったわけだし...
文學界 2015年 2月号 (文学界)

文學界 2015年 2月号 (文学界)

 もう文春、笑いが止まらないのだろうなあ。文春にとって戦後70年の8月は、又吉の夏だったわけだなあ。紀尾井町の文春の前に、又吉の銅像ができることになるのだろうか。日本文学復興への貢献度大ということで、菊池寛賞もとってしまうかな。芥川賞直木賞に続いて又吉賞とかも出来てしまったりし。教科書に又吉が登場する日も近いだろうか。もう社会現象だなあ。
 で、現在の文春の単行本最高部数の記録保持者、「マディソン郡の橋」は、こちら。
マディソン郡の橋 (文春文庫)

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 クリント・イーストウッドメリル・ストリープの主演で映画にもなっています。
マディソン郡の橋 [Blu-ray]

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 こちらは製作・監督もクリント・イーストウッドイーストウッド、こうした映画もつくるんだなあ。
 又吉の「火花」も映画になるのだろうか。監督、主演は誰だろうか。監督はやっぱり北野武がいい?そういえば、北野武には「火花」ならぬ「HANA-BI」という作品があったなあ。関係ないけど。
HANA-BI [DVD]

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