ラグビーワールドカップ第2戦。日本はスコットランドに10−45で敗北

ラグビー日本代表は23日、ワールドカップ(W杯)イングランド大会1次リーグの2戦目でスコットランドと対戦し、10―45で敗れた。19日の初戦で優勝候補の南アフリカを破る番狂わせを演じた日本だったが、連勝を飾ることはできなかった。

 10対45という点差を見ると、今までの日本ラグビーに戻ってしまったみたいだが、前半を7−12で折り返した時は行けるんじゃないかという期待が残った。スコットランドの得点はペナルティだし、日本にはトライがあった。南ア戦に比べると、当たり負けしていない感じがしなかった。前半最後、ゴール間近での五郎丸のタックルは見事だった。半面、ミスも反則も多かった。自陣での不用意な反則がペナルティゴールにつながってしまった。詰めも今ひとつ甘い感じがした。あとで考えてみれば、肉体も頭も疲れが残っていたのかなあ。後半はスコットランドに圧倒されてしまった。プレイを読まれてしまったのか、インターセプトからのゴールもあったし、最後のところで攻撃が決まらない。集中力も失われた感じで、ディフェンスも粗くなり、終わってみれば、大差での敗北。前半のトライとか、得点の匂いがしたところがかえって邪念というか、心の隙を生んだのかもしれない。
ブレイブハート<1枚組> [Blu-ray] テレビの中継では、スコットランドは後半に弱いとか、疲れが見えるとか、リスペクトを欠く解説やらアナウンスやらあったが、日本にとって中三日はきつかったのだなあ。日本には無尽のエネルギーがあるというのも神話だった。人間なんだから...。それに強豪国がまともに対策を立ててくると、つらいものがある。勝負は厳しい。スコットランドだって「ブレイブハート」の国だから、意地があるよなあ。
 ともあれ、勝ち続けることはなかなか大変なことなのだ。加えて、日本の入った、このグループ、スコットランドが南アに負け、そのほかの国との対戦で両国が全勝すると、日本はサモア、アメリカに勝って3勝1敗の結果を残しても、決勝トーナメントに出場できないということもあるらしい。ここはラグビーの勝点制の妙なのだが(負けても7点差とか、4トライ以上ならば、勝ち点がもらえるとか)、このシステムだと、ともあれ接戦に持ち込まないといけないのだなあ。日本としては次のサモア戦まで間隔があるから、ともあれチームの調子を戻し、あとはスコットランドが南アを撃破してくれることを祈るしかない。余計なことを考えずに、一つひとつの試合に集中することだなあ。
日本、残り2戦勝っても…勝ち点差で決勝T進出逃す可能性も (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース