ラグビー・ワールドカップ第3戦。日本がサモアに圧勝。でも、ベスト8へ自力突破は消える

ラグビーのワールドカップイングランド大会で3日、日本は1次リーグ第3戦でサモアに26対5で勝ち、ワールドカップで初めて1大会で2勝を挙げ、通算成績を2勝1敗としました。

 日本代表、やっぱり強くなったなあ。1勝1敗で迎えた第3戦。サモアは巨漢揃いで、どうなるかと思ったら、果敢なタックルでトライ1つに抑え、圧勝。スクラムラインアウトも組織プレーで優位に立っていた。ワールドカップで認定トライをとるなんてなあ。びっくり。前半を20対0で、折り返すが、こんな展開も予想してなかった。勝つとしても、南ア戦と同じように抜きつ抜かれつの接戦の展開かと思った。サモアは「15人揃っていれば、どこにも負けない」と言われているらしいが、その通り、気が荒いというか何というか、一時は2人が退場になって13人でプレイすることになっていた。個人技で突破を図り、組織で戦うチームになっていないらしい。
 今回、感じたのはラグビーの試合進行はかなり進化していること。グラウンドの審判たちの他に、テレビカメラで監視している審判団がいる。テレビでラフプレーなどの反則を見つけると、無線で主審に知らせる。ラグビーは、下手をすると、ラフプレイが横行しがちなだけに、この監視システムはいいなあ。サモアはラフプレイが多く、日本は監視システムに救われる場面があった。
 で、見事な勝利を収め、2勝1敗となった日本。この日は、スコットランドが南アに敗北し、3カ国が2勝1敗で並んだ。しかし、ラグビー・ワールドカップには、ボーナスポイントという制度があり、7点以内での敗北とか、4トライ以上だと、1ポイントずつ加算される。この関係で、現在の勝ち点は南ア11、スコットランド10、日本が8。第3戦勝利にもかかわらず、日本は自力でリーグ戦を突破し、ベスト8に残る可能性が消える。最後の第4戦は、南アvs米国、スコットランドvsサモア、日本vs米国。サモアに頑張って欲しいところだけど...。