ジェネラル・ルージュの凱旋

映画｢ジェネラル･ルージュの凱旋｣【TBSオンデマンド】

　超遅ればせながら見た映画。阿部寛、竹内結子主演の「チーム・バチスタの栄光」の続編となる医療ミステリー。この映画の頃は、山本太郎が俳優をしていたのだな、とか思って見てしまう。高島政伸は既に「いい人キャラ」だけでなく「嫌な人」役の似合う人になっていたのだ。主演のふたりをはじめ役者は揃っているし、海堂尊の原作でシナリオもしっかりしているから、楽しめます。そして何よりも、堺雅人は上手いなあ、いい役者だなあ、と改めて感心した。
　そういえば、三谷幸喜の「新選組！」では、堺雅人と山本太郎は新選組隊士として共演していたのだなあ。「新選組！」が2004年で、この映画が2009年、そして2017年には、堺雅人は視聴率もとれる日本を代表する俳優のひとりとなり、山本は野党の個性的な（個性的過ぎる？）国会議員。時の流れを感じます。さらに「新選組！」で近藤勇を演じた香取慎吾のSMAPは解散し、土方歳三を演じた山本耕史は堀北真希と結婚。10年あまりの間に人生いろいろになっていくのだなあ。映画とは外れますが、それもまた感慨深いです。
　そして、これもまた映画とは全く関係ないのだが、この映画のタイトル、ときどき「ジェネラル・ルージュの伝言」と言い間違えてしまう。このところ、ボケが進んでいるので、松任谷由実（荒井由実）の歌とゴッチャになってしまっている。

ルージュの伝言/何もきかないで