グーグル、検索情報の提供不要を勝ち取る

「キーワード検索の情報提供は不要」――。米司法省がインターネット検索最大手の米グーグルを相手取り、利用記録の提供を求めていた裁判で、カリフォルニア州サンノゼ連邦地裁の担当判事が17日、判決を下した。提供を命じた場合、グーグルは利用者からプライバシーの侵害との反発を受けるのが必至で、経営への打撃も懸念されたが、そうした事態は回避される見通しとなった。

 キーワード検索情報の政府への提供をめぐる、グーグルと政府の法廷闘争は、グーグルが勝利を収めた。カリフォルニア州だから良かったところもあるのかな。これが南部や中西部の保守的な州だったら、政府の勝利もあっただろうか。それとも、米国の保守主義は、中央政府の権力を嫌うから、結局、同じ結果だろうか。ともあれ、これでグーグルの検索ビジネスの基盤はひとまず守られた形。