米国で最も危険な都市、セントルイス、カムデン、デトロイト、フリント、オークランド

連邦捜査局FBI)の犯罪データを基にした「最も危険な都市」のランキングが22日発表され、ミズーリ州セントルイスが1位となった。社会科学系の出版社CQプレスが、殺人やレイプ、強盗、加重暴行、住居や車両の窃盗などに関するFBIのデータを基にランキングを作成。それによると、セントルイスは2009年の人口10万人当たりの凶悪犯罪が2070件で、全米平均の429件を大幅に上回った。このほか、ワースト2位はニュージャージー州カムデン。ミシガン州デトロイトが3位、ミシガン州フリントが4位、カリフォルニア州オークランドが5位だった。

 米国の犯罪都市、ランキングを見ると、かつての自動車工業都市が目立つ。デトロイトはもちろん、セントルイスクライスラー、フリントはGM企業城下町だった。米国自動車産業の衰退とともに街も荒れ果てたということだろうか。