ナイト・ウォッチ

 ロシアのダーク・ファンタジー映画。「指輪物語」と「マトリックス」が融合して、現代、ソ連崩壊後のモスクワを舞台にしているといった風。異種にしか、存在が見えないというところは「トトロ」か。3部作の第1作。ストーリーもよく出来ているし、映像も斬新。ただ、かなり暴力的で、残酷な描写も多い。ロシアでは大ヒットしたというが、世界で売るには、もうちょっと描写を抑えた方がいいと思う。で、原作は「ナイト・ウォッチ」の次が「デイ・ウォッチ」、その次が「トワイライト・ウォッチ」「ラスト・ウォッチ」と続くらしい。でも、これだと4部作? 原作は4部作、映画は3部作で製作するということだろうか。アントン役のコンスタンチン・ハベンスキーに味がある。
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ジェニファー・エスポジート Jennifer Esposito

 「クラッシュ」と「サウンド・オブ・サイレンス」で刑事を演じていた。刑事の凛々しさが似合う人なのだろうか。
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クラッシュ

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 「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本を書いたポール・ハギスの脚本・監督。ロスを舞台に人種偏見による絶望と再生。マット・ディロン、ドン・チーゲル、サンドラ・ブロックブレンダン・フレイザーテレンス・ハワードタンディ・ニュートンなど役者が揃っている。群像劇で、登場人物が重なり合っていく多層的な構造は「マグノリア」を思い起こされる。絶望的な話を描いているが、どこかに救いを持たせる。それがアカデミー賞作品賞をとった理由かも知れない。しかし、ドン・チーゲルの表情は、人間の哀しさに象徴している。

スウェーデン、12年ぶりの政権交代

スウェーデン議会(定数349、任期4年)総選挙は17日投開票の結果、穏健党を中心とする中道右派の4党連合が小差で勝利し、12年ぶりの政権交代が決まった。与党、社会民主労働党党首のペーション首相(57)は敗北を認め、18日、国会議長に内閣総辞職を申し入れた。10月初めに発足する新政府はスウェーデン伝統の高福祉政策を継承しつつ、減税や国が保有する民間企業の株式放出を進める方針だ。

 スウェーデンで、社会民主労働党が敗北。スウェーデンでさえ、右寄りの政策に変わっていくのだろうか。ただ、スウェーデンの「右」って、米国から見れば、まだ「左」なんだろうけど。

奥さまは魔女

 奥さまは魔女のテレビ版。第1回は、こんな風に始まるのか。しかし、この時代の米国のテレビドラマはほのぼのしていいなあ。セクハラ・ネタもあったりするが。エリザベス・モンゴメリーが可愛い。