テレビ討論で、ケリーが僅差ながら逆転

9月30日の米大統領選テレビ討論を受け、米誌ニューズウィークが2日発表した世論調査結果によると、民主党ケリー上院議員の支持率が47%で共和党ブッシュ大統領の45%を上回り、約1カ月前の共和党大会後、初めて逆転した。消費者問題活動家のネーダー氏は2%だった。

 いまの米国では、共和党民主党の支持層が画然と分かれているので、テレビ討論が大きな影響を与えることはないという見方もあったが、ニューズウィークの調査だと、テレビ討論が寄与している様子。ただ、ディベートでケリーが圧勝した割には、支持率に反映されていないとみることもできる。あと2回ある討論はどうか。ブッシュは、あまりディベートに強いタイプに見えないが…。ケリーとして一番、気をつけなければならないのは、あまりに勝って、バカにしたり、いじめているような印象を与えないことなのかもしれない。