何だか、円高になってきた

29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は前日比35銭円高・ドル安の1ドル=105円90―106円00銭で取引を終えた。朝方発表のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)や消費者態度指数が市場予想を上回ったことを受けて円は一時売られたものの、米大統領選挙を前にドルの上値は重く、逆に円の下値は堅いとみた円買いが膨らんだ。

 ブッシュ、ケリーどちらが大統領になっても、財政再建が次期政権の課題になるという話もあるし、ドルは相対的に弱いという話になってしまうのだろうか。といって、円がそんなに強いようにも見えないけど。そういえば、円の史上最高値は、阪神大震災のあった1995年。新潟県中越地震があった今年も超円高になってしまうのだろうか。地震と円相場の不思議な関係?